トップページ > インテリア情報

インテリア情報

住まいにおける安全性と環境問題


住まいにおける安全性と環境問題

2005年末に発覚した耐震偽造問題以降、建物そのものの安全性が問われています。
また、住まいの環境についてもさまざまな問題点が指摘され、早期の対処を求める声が挙っています。このページでは、住まいの安全性や環境問題についての知っておきたい用語について解説し、内装材の安全性や環境への取り組みについてについてご紹介します。

「シックハウス症候群」とは?
新築の住宅(戸建、マンション等)やリフォーム工事後、住宅建材や防腐剤から発生する揮発性化学物質などが原因でめまいや吐き気、頭痛、平衡感覚の失調や呼吸器疾患、皮膚炎などの症状が現れると考えられており、原因となる化学物質を急激に大量に吸い込んだ時に発症するとも言われています。しかし、人によって症状や発症原因に差があり、他のアレルギ−症状と同じく、まだまだ解明されていない部分の多い症例で、未だその定義は明確にされておりません。
住宅(ハウス)によって体調不良や健康被害(シック(病気))を起こすことからこう呼ばれています。
シックハウス症候群と化学物質過敏症の違い
シックハウス症候群同様、化学物質過敏症もまた同じような症状があります。ただし、シックハウス症候群は住居内での知覚症状が多いのに対し、化学物質過敏症はあらゆる環境において化学物質に過敏に反応し、排気ガスやタバコの煙など大気中の化学物質をはじめ、化粧品や洗剤などに含まれる微量の化学物質にも反応してしまいます。
このような症状から、化学物質過敏症は日常生活にも大きな支障をきたす場合が多く、現実に自宅を離れ療養生活を余儀なくされている方も少なくありません。
いずれも発症の原因は、日常生活のうえで最も多い時間(睡眠時間を含む)を過ごす住居内の化学物質汚染によるものが多いと考えられており、現に新築・リフォーム後に突然発症したという例が多数報告されています。その中でも特に主婦層が多いと言われている事から、住環境に大きく起因している可能性が指摘されています。但し、発症時期とその可能性については個人差が大きく、それが原因解明の妨げにもなっているようです。
「シックハウス症候群」の症状
「主な症状」
頭痛、のどの痛み、目の痛み、かゆみ
くしゃみ、鼻水、鼻づまり
嘔吐、咳、痰
めまい、皮膚炎、湿疹、じんましん
など
「シックハウス症候群」の原因は?
様々な化学物質が原因と言われています。
主に
ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、ベンゼン
など
他にも接着剤・木材の防腐剤・防虫剤・防蟻剤などが考えられます。
ホルムアルデヒドなどは現在、改正建築基準法で規制されています。
対策
重要なのは、症状を起こす原因を同定することです。

「化学物質が原因と考えられる場合」
建築基準法で、化学物質は規制されています。住まいの建材として違法資材を使っていないか調べましょう。

《シックハウス対策に係る法令等(国土交通省)》
シックハウス対策に係る法令等は、平成15年(2003 年)7月1日に施行されました。

建築基準法第28条の 2(居室内における化学物質の発散に対する衛生上の措置)
建築基準法施行令第 20条の5(居室内において衛生上の支障を生ずるおそれがある物質)
建築基準法施 行令第20条の6(居室を有する建築物の建築材料についてのク ロルピリホスに関する技術的基準)
建築基準法施 行令第20条の7(居室を有する建築物の建築材料についてのホルムアルデヒドに関する技術的基準)
建築基準法施 行令第20条の8(居室を有する建築物の換気設備についてのホルムアルデヒドに関する技術的基準)
建築基準法施 行令第20条の9(居室を有する建築物のホルムアルデヒドに関する技術的基準の特例)
平成14年国土交通省告示第1112号「クロルピリホスを発散するおそれがない建築材料を 定める件」
平成14年国土交通省告示第1113号「第一種ホルムアルデヒド発散建築材料を定める件」
平成14年国土交通省告示第1114号「第二種ホルムアルデヒド発散建築材料を定める件」
平成14年国土交通省告示第1115号「第三種ホルムアルデヒド発散建築材料を定める件」
平成15年国土交通省告示第273号「ホルムアルデヒドの発散による衛生上の支障がないようにするために必要な換気を確保することができる居 室の 構造方法を定める件」
平成15年国土交通省告示第274号「ホルムアルデヒドの発散による衛生上の支障がないようにするために必要な換気を確保することができる換 気設 備の構造方法を定める件」

現代社会において、化学物質は、建物の維持や構造上必要になるものですから、
どれだけそれらを少なくできるかが重要です。
建材等に含まれる揮発性物質が原因と考えられ、家にいる時に症状が出る場合は、
室内環境をよくすることが大切です。

  1. 換気を十分にする
  2. 新築やリフォームの場合、工事後2〜3週間通気してから入居する
  3. 家を建てるときに有害物質が少ない接着剤や放散が少ない建材などを使用する。
  4. 建材においてはF☆☆☆☆(JIS規格)またはF☆☆☆☆(JAS規格)製品は低濃度とされています。
  5. 家具などの使用化学物質をチェックする

化学物質以外でも、アトピー性の湿疹が家にいると悪くなる場合は、家の中に原因がある可能性が出てきます。
例えば、ダニ・ホコリ・カビが上げられます。
その対策には「換気と掃除」が重要です。
この場合、建材等に含まれる化学物質と違って、簡単な作業で対処がしやすいといえます。

「原因物質の同定について」
血液中のホルムアルデヒドのIgEを調べることで、化学物質が原因かどうか判断できます。
化学物質の負荷試験も可能ですが、施設が限られています。
「シックハウス症候群」の診断は非常に難しいので、詳細はアレルギー専門医に相談してください。