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「ふすま(襖)」のある暮らし

簡単な補修




破れてしまったときの応急措置
ふすまの破れがまだ小さいうちに応急措置を施しましょう。
上張りが少し裂けただけのようなときには、裂けた紙の裏側にノリをつけて、貼っておきます。ふすま紙を貼る専用ノリがありますが、小さな補修であれば文房具用のノリでもかまいません。
また内側の紙まで穴があいている小さな破れの場合は、破れ穴の大きさより少し大きめにはがき程度の厚手の紙を切り、これを上張りの裏側に差し込んでから上張の裏面にノリをつけて、貼ります。
差し込む厚手の紙が上張と下張との隙間に落ち込んでしまいそうな場合は、その紙に針で糸を通し、裏側に玉結びを作ってから、糸で紙を引き寄せながら差し込みます。上張のふすま紙をほぼ貼り終えたところで表側の糸を切り捨てます。
なおこのような補修作業に入る前に、ふすまの破れた部分に霧吹きで水をかけて湿らせておくと、仕上がりがきれいになります。
ふすまを軽く(滑りをよく)する法
住まいが古くなるとふすまのすべりが悪くなることもしばしば。毎日の開け閉めで不便に思っているのに、その原因を確かめないままにしていませんか?
ふすまの開け閉めがうまくいかない原因はいくつか考えられます。点検してみると原因はすぐにわかることが多いようです。

○ 敷居あるいはふすまの縁がすり減っている
○ 経年による家の歪みで鴨居が下がっている
○ ふすま戸に反り(よじれ)がきている
○ ふすま戸の枠が破損している

これらの原因がわかれば、その対策がわりと簡単にできます。毎日の暮らしを快適なものとするためには、このような問題は早めに解決しましょう

(1) 敷居が減って滑りにくくなっている
昔は蝋燭のロウなどをぬっていました。いまは専用の敷居すべりテープが売られていますので、これで解決できます。特に敷居やふすまの底が減ってきているときに重宝な対策商品です。反対に、滑りすぎて困る・・という場合は、ベビーパウダーを敷居にぬると、滑りを調整することができる場合があります。

(2) 鴨居が曲がるなど敷居と鴨居の間が変形している
多くのふすまは、縦の縁の上下が少し突き出していて、そこが鴨居と敷居にしっかりはまっています。鴨居が下がってきて、この縦の縁の高さがひっかかるケースが多いようです。この場合は、引っかかる部分を紙やすりで削るなどして、調節してみましょう。
ふすまの底が磨り減って外れやすくなっている
敷居の溝の中にすべりをよくする専用のテープを貼って溝を浅くしたり、縦の縁の上角(鴨居に当たる部分)にこのテープを貼ったりして、溝からふすまが外れることを防ぐ応急修理をしてみましょう。なお、ふすまはふすま紙の張替えだけでなく、縁や引き手の取替えも簡単にできます。立て付けが悪くなったら、毎日使うものですから、これらの修繕についても、表具店や内装工務店に気軽にご相談ください。          
ふすまが歪んでいるときの応急修理
ふすまの戸そのものが歪んだりねじれているときは、紙と木でできている和ぶすまの場合、力をかけると多少は直ることがあります。でもまた元に戻ってしまうことが多いようです。そこで、開け閉めのときに引っかかる部分を調べて、その部分を削る方法が一般的です。こうした部分修理でうまく直らない場合は、ふすまそのものを取り替えることをおすすめいたします。