日差しを室内に取り込もう!
日照時間が少なくなる冬だからこそ、上手に日差しを取り込み、室内を明るくしたいものです。そうすることで照明をつける時間を減らす省エネも実現できます。
光の反射率
壁紙を選ぶ際、デザインや色、素材感を気にすることはあっても、光の反射率を比べる人は少ないと思います。実は色や素材によって日光や照明の反射率は変わり、室内の明るさに影響が出ているのです。最も光を反射し、効果的に室内を明るく見せる色は「白」。そして反射率を上げる質感は凹凸感のないフラットな面で、その代表は塗り壁の一つである「漆喰」になります。模様替えやリフォームの際、光の反射率について、省エネについて考えてみてはいかがですか。
光を取り込むブラインド
ブラインドといえば、「光を遮断するもの」というイメージが強いでしょう。確かにその役割はブラインドの機能として大変重要なものです。しかし、その反対に、スラット(羽根)に日光を反射させて室内の天井面に光を取り込むことも可能ということをご存知でしょうか。最先端のグリーンデザイン(エコロジーデザインの意)を採用したオフィスビルでは、太陽の動きや天気に合わせてコンピューターがブラインドのスラットの角度調整し、効率よく光を遮断したり、取り入れたりするシステムがあります。日中、窓から光を多く取り込むことで昼間の照明を落とすことが出来、省エネ対策となっているのです。一般住宅でもブラインドを上手に使って光と上手に付合いましょう。
本コラムではインテリアの内装材にまつわる様々な情報を発信してまいります。国内の新しい製品情報はもとより、エンドユーザーの消費行動に関する変化や海外トレンドから得られるデザインのヒント、話題の建築などにも着目しご紹介してまいります。