Q.1 デザイン・リフォームって何ですか?

A.1 中古住宅(マンション)を購入し、住まい手のニーズや新しい価値を吹き込む作業をインテリア・デザイナーやコーディネーター、建築家などのプロの手を借り、リフォームすることです。


Q.2 従来のリフォームとはどう違うのですか?

A.2 従来のリフォームは、その多くが既存の間取りや設備を活かしながら、内装材や設備機器を交換するなどの補修工事が中心でした。また、長い不況の中、リフォーム業界では値段中心の低価格競争が続き、デザイン性にはあまり重点が置かれていませんでした。
デザイン・リフォームは、近年のライフスタイルの多様化に伴い、住む人の「生き方、暮らし方」つまり「ライフスタイル」に合った住まい作りをデザイン・機能両面で考えるプロが設計、デザインする物件として注目を集めているのです。


Q.3 具体的にはどんなメリットがあるのですか?

A.3 デザイン性が高く機能的で、快適でオリジナルティのある住空間を手にすることが出来る...それがデザイン・リフォームの最大のメリットです。デザイン・リフォームでは内装材一つとっても、素人が思いもつかない色使いや組み合せをプロが提案してくれます。


Q.4 住まい手の要望はきちんと聞いてもらえますか?

A.4 もちろんです。住む方の要望の上にデザイナーや建築家がプロとしてのアイデアを提案し、お客様との打合せを何回も重ねて、その人(家族)のための新しい住まいが出来上がるのです。


Q.5 間取りや設備も自由にプラン出来るのですか?

A.5 リフォームには構造や設備、規約や法規によって出来ることと出来ないことがあります。耐震強度を損なうような間取り変更はもちろん出来ません。また、マンションの場合、共有部と私有部があり、手をつけられない場所もあります。
古い物件のリフォームの場合は、耐震強度を高めるための補強工事とともに快適な空間デザインをどう実現させるかをプロに相談すると良いでしょう。


Q.6 設計料やデザイン料は高いのですか?

A.6 プロに依頼すると料金がかかります。それを高いと考えるか安いと考えるかは人によって違ってくるでしょう。
現在、デザイン・リフォームが増えてきている現状を見ると、費用対効果で考えると決して高くないと考える消費者が増えてきていると言うことが出来そうです。
プロは技術の知識だけでなく、商品知識も豊富です。何百、何千とある素材の中から、自分に合ったものを選んでくれる、、、そう考えると出来上がる物件のクオリティ、完成までにかかる時間、これらのことから必要な費用だということがわかります。
また、施工業者(工務店など)と別途契約する場合は、設計者が顧客側の立場に立って工事内容や見積のチェックをしてくれるケースもあります。第三者的立場から工事をチェックすることで、工事の安全性や金額の正当性を確認することが出来る場合もあるのです。


Q.7 設計と監理をお願いすると具体的にはどのくらいの費用がかかりますか?

A.7 具体的にはその工事物件の内容、規模によって、また設計者によって金額の算出方法は様々ですので、プランの依頼をする前に、工事の予算並びにそれにかかる設計料などを事前に相談、確認することが大切です。例を挙げると大規模なリフォームの場合、設計・監理費として工事費の15%前後発生することがあります。


Q.8 デザイン・リフォームをする上で大切なことは?

A.8 まずは、自分の夢を実現してくれるパートナーであるデザイナー(設計者)を探しましょう。いいリフォームはそこから始まります。 そして、絶対にゆずれないことと、あきらめてもいいことの優先順位を明確にすることもリフォームを計画する上で非常に大切なことです。これはプラン上だけではなく、予算の面においても言えることです。きちんと自分の条件や要望をプロに伝えることで、良いプランが提案されることを忘れないでください。