4年目を迎えたこのイベント。正直、転換期を迎えているなと感じた今回。初年度の新鮮さが薄まり、各ブースの勢いに若干の陰りが見られた中、目を引いたのがメインテント手前の会場で発表されたオーストリアを中心としたデザインブース。ひねりの利いたユーモアあふれるデザインが会場を埋め、思わず笑みがこぼれる楽しい小物や家具が数多くありました。そして、メイン会場の中ではスコットランドのウールを用いたテキスタイルやデンマークの作品等、個性と温かみ、そしてユーモアのあるデザインが新鮮でした。クールでスタイリッシュなモダンデザインから確実に「心」に訴えかけるデザインの時代が来たことを実感。
本コラムではインテリアの内装材にまつわる様々な情報を発信してまいります。国内の新しい製品情報はもとより、エンドユーザーの消費行動に関する変化や海外トレンドから得られるデザインのヒント、話題の建築などにも着目しご紹介してまいります。