環境問題やエコロジー活動に真剣に取り組もうという動きが日本でも本格的に始まっています。
国、政策単位の大きな問題や取り組みにも高い関心を持っていかなければなりませんが、毎日の生活の中で簡単に取り組め、参加出来ることも沢山あります。まずはそこから始めてみましょう。
さりげなくおしゃれにエコしたいという人にお勧めの「クール・エコ」(かっこいいエコの意)。
声高に「エコ」と叫ぶのではなく、さりげなく自然に取り組めるアイテムを幾つかご紹介します。
1. ネットで参加するGREEN・エコ活動
□ Google One Greenプロジェクト
「1人、1日、1アクション。CO2みんなで減らせば、かなり減る。」
地球温暖化防止のためのみんなのアクション&アイデア。そのひとつひとつを集め、公開し、良いアイデアは応援しよう、というプロジェクト。ひとりひとりの CO2削減アクションを継続しやすくし、個人や企業、団体が考えた様々な CO2削減アイデアを紹介することで、地球温暖化防止に役立つプラットフォームになることを目指している。
□ カーボンオフセット
省エネなどの努力をしても、どうしても排出してしまう温暖化ガスを 自分ではない別の場所・別の人が行なう「温室効果ガス削減事業」の効果を得ることで 差し引きゼロにするという考え方。
植林等による直接的な二酸化炭素固定によるオフセットと潜在的に二酸化炭素を多く排出する途上国の設備を先進国のCO2削減技術を用いて改良し、排出量を減らす間接的なオフセットがある。
ホームページで自身のCO2排出量を計算でき、個人の努力でオフセット出来なかった分を削減事業に投資(寄付)することで間接的にオフセット出来るシステム。
2. 日常の中のクール・エコ
これ見よがしではなく、おしゃれにスマートにするエコ活動。それが出来るデザイングッズが増えています。
パリでは市内の至る所にレンタル自転車が設置され、60年代に流行ったバイクのデザインを採用した電動自転車が大ヒット。北欧のデザイナーがデザインしたリサイクル素材のバッグや丈夫な生地を用いたエコバッグが話題になり、小さなソーラーパネルで歩きながら自家発電し、携帯電話の充電が出来るバッグも登場。
楽しく、おしゃれに、エコを実践出来るプロダクトデザインに注目です。
オランダ在住のデザイナーによるエコバッグブームの先駆け的バッグ。
ヨーロッパの凧「カイト」の素材を使用し、軽くて丈夫。
トラックの帆を再利用。
車のシートベルトや自転車の廃材(ゴム)などを使用した把手や肩掛けが特徴。
小さなソーラーパネルがついたバッグ。
歩きながら携帯電話や音楽プレイヤーの充電が可能。
パリで大人気の電動自転車。
本コラムではインテリアの内装材にまつわる様々な情報を発信してまいります。国内の新しい製品情報はもとより、エンドユーザーの消費行動に関する変化や海外トレンドから得られるデザインのヒント、話題の建築などにも着目しご紹介してまいります。