インテリアのトレンドを見るならココ!と言えるような影響力のある展示会が世界にはいくつかあります。
その中でも、色や柄の傾向がはっきりわかる世界的規模の展示会の1つが毎年2回、フランスのパリで開催される「Maison & Objet(メゾン・エ・オブジェ)」(以降M&O)です。
今年1月末に開催された展示会の中から最新情報をピックアップ!
「和柄」をモダンにこなすのが粋!
世界のインテリアファブリックメーカーの中でもトップクラスのメーカーが新作を発表する場として定着しつつある1月開催のM&O。
今年の新作の中で最も多く目を引いた柄は「梅の花」でした。
他にも笹、菊、牡丹、松、提灯、かすりの着物のような幾何柄など、着物や陶磁器、漆器の柄に見られるような日本的モチーフで会場は溢れていました。
なぜこんなに???と思わずつぶやいてしまうほど多くのブランドで見られた和の柄は、単純に従来からある「日本趣味」ではくくれない新しい“和の魅力”を私たちに示してくれていました。それはNeo Japanesqueと呼ぶにふさわしい新しい和の魅力だったのです。
本コラムではインテリアの内装材にまつわる様々な情報を発信してまいります。国内の新しい製品情報はもとより、エンドユーザーの消費行動に関する変化や海外トレンドから得られるデザインのヒント、話題の建築などにも着目しご紹介してまいります。